看護師なんてやめときゃよかった?!
もちろん心の底から!ということではありません(笑)。
本心からそう思ってしまえば、もう看護師として働く理由はなくなってしまう訳で、ここでいう「やめときゃよかった」は多くの看護師さんがぼそっと心の中でつぶやいたであろうシーンを取り上げているものです。きっと皆?同じような経験があるはず!
・新人のとき、採血の練習をさせられました。よく使う針はもったいないから、大きいのを使え、と出された針は18G・・・。献血サイズです!こんな痛い思いするなんて、看護師なんてやめときゃよかった。
・新人の採血は、患者さんも緊張しています。いざ実践!患者さんに震える手で針を刺しますがうまくいかず、患者さんが「看護師さんに代わって!」と叫びました。看護師なんてやめときゃよかった。
・忙しい夜勤で仮眠が取れず、朝になりようやく終わったと思ったら、朦朧とする意識の中での勉強会強制参加。睡魔との戦いです。卒後教育、ありがたや。でもこんなとき、本音では看護師なんてやめときゃよかったって、ちょっと思います。
・せん妄状態の患者さんに頬を叩かれたこともあります。痛かった。しみじみ、看護師なんてやめときゃよかった。
・夜勤中、ナースコールが5件一気になったとき、泣きそうでした。ペアの先輩は仮眠中で起こすのも悪いし、トイレにも行けず・・。つくづく、看護師なんてやめときゃよかった。
・痴呆の患者さんに、検査の説明に行くと、「どの面下げて戻ってきたか!このバカ息子!」と叫ばれました。バカでもいいけど、息子って・・・。頭ではわかっていても、傷ついた。もう看護師なんてやめてしまおうか?
失敗や挫折を経験したことのない看護師は、いないと思います。本当にやめたくなる位自分を責めたり、仕事に向かう足が重くて仕方なかったり、長く勤めるとその分、悩みの内容も変わっていくでしょう。新人なりの悩み、中堅としての悩み、指導者としての悩み、様々です。患者対応に関しても、本当に困った患者さんもいれば、天使のような患者さんもいますし、相性などもあることは確かです。でもナイチンゲールの教えによって「皆を平等に」看護する精神を培ってきたのなら、落ち込むことはあっても、やがて気持ちの切り替えを上手にできるようになるものです。だから、看護師さんは皆タフなのです。強さとやさしさは表裏一体、やめたくなる経験をした数だけ、乗り越えてきたから看護師でいられる。やめときゃよかった、でもやめられない。看護師はそんな素敵な職業です。
[0]TOP