一生ものの看護師免許に思うこと

 国試に受かれば看護師免許がもらえ、実際に看護師として働くことができます。この免許は自動車の免許のように一定期間ごとに更新の必要もなければ、免許を所持しているだけでいつでもどこでも働くことができる素晴らしいアイテムです。これは働く上で便利な、そして大きな魅力ともいえるでしょう。しかし実際の医療界において、この資格試験のあり方について疑問を抱く声が聞かれるのは事実です。特に現代の医療は日々進歩していると言っても過言ではなく、常に新しい情報を知識の中に取り込む必要がある分野です。さらに人命に関わる責任の重い職業ですから、「資格を取れば安泰」という安易な考え方が浸透してしまっている現状は、今後必ず問われてくると考えられます。医師や看護師の免許の更新が必要な時代がやってくるのは、時間の問題かもしれません。

 実際に看護師として働きだすと、受験勉強と同等・あるいはそれ以上の勉強が必要だということがわかるはずです。日々の仕事に技術や知識の向上が欠かせず、必然的に勉強をせざるを得ない理由があるわけですが、国試に合格するという受験生のような具体的な目的はないため、自己との闘いになります。結果、勉強をした人としない人の実力の差は明らかです。病院によっては独自の卒後教育システムがあり、自己を高める活動・自己啓発に力を入れるところもあるようです。看護師が看護師として働くためには、常日頃の学習や向上心を持って何かに挑戦し続けることが必要なのです。

 とはいえ、もし数年おきに免許が更新となったら大変だな、と思っている人も多いはず。学生のときのようにまとまった時間を受験に充てられるわけでもなく、何しろ日々の仕事は忙しい。その忙しさの中にはやはり、勉強や自己啓発のための取り組みもあるでしょう。更新試験が行われない現状は、看護師の技量や知識の向上が、各個人の意思に委ねられているからだとも考えられます。逆に言えば、勉強することが看護師の義務であり、「資格を取ったら最後」ではなく、あくまでも国試合格がスタートラインで、看護師の勉強は一生続くのです。なにはともあれ、目の前に国試の合格という大きな目標がある人は、学生生活のゴールであり、看護師人生のスタートでもある合格を手に入れられるようがんばってください!


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