「朝型」のススメ

 
皆さんはいつ勉強していますか?受験生ともなれば、日中だけ勉強して夜はしっかり眠るとはいかないものです。そこで睡眠時間を削って勉強に充てるのですが、朝か夜のどちらかの選択を迫られるわけです。夜は起きていられないけれど早起きが得意な人、夜遅くまで起きているのが苦にならない人、それぞれだと思います。体内のリズムや持って生まれた体質などもありますので、一概にどちらが良いとか悪いとか言うことはできません。しかし、そもそも人間の身体は朝太陽が昇り光を感じると目覚め、夜暗くなると就寝するというメカニズムになっているそうです。そのため夜遅くまで起きていることは、本来のメカニズムに反してしまうため効率が悪いということはよく耳にします。早起きは三文の得だといいますが、実際に受験生にとってはまさに大きな得となることでしょう。また、個人的な経験からすると、結局「早寝」することが朝の得を生むのだという考えに至りました。
 
 それは、単に早く寝たから早く起きられ、得したなぁというだけの差ではありません。実は夜の12時以前の1時間の睡眠は12時以降の睡眠量の2倍に匹敵するといいます。つまり夜10時に寝て朝の4時に起きれば、正味6時間ですが8時間寝たことに等しいというわけです。このような不思議な人体のバイオリズムに加えて、脳が活性化されるピークは朝の7時と言いますから、また、ある人は朝の2~3時間にこなせる仕事量は、昼間の5時間分の仕事量に相当するといいます。体験的な憶測から生じた疑似科学的な内容にも思えますが、朝の時間が静かで、いろいろな邪魔が少なく集中できるという点においては納得できます。これらが事実なら、少しでも時間を有効に使いたい受験生にとっては目からうろこの情報ではないでしょうか。

 学生寮など複数の受験生がいる環境下では、朝型と夜型の交代制度が自然発生することがありますが、このような具合です。『夜型のAさんが自分の勉強を終えたら、朝型のBさんを起こす→Aさんは就寝、Bさんはそこから勉強を始める→朝になり勉強を終えたBさんがAさんを起こす』まるで看護師の勤務交代のようですが、これは互いの特徴の理解と無駄のない相互作用を実現させた、効率的な方法と言えるでしょう。受験は自分との戦いと言っても、仲間と協力することは大切です。

 朝の時間を有効活用することは、なにも受験に限ったことではありません。社会人でもこの方法を実践している人が多数いるようです。残業するより効率が良いそうですが、冒頭で述べたとおり向き不向きというものがあります。もしくは「慣れ」が肝心ということもあるかもしれませんので、受験直前は避け、余裕のある時期に試してみてはいかがでしょうか。案外だめで元々と思っていたことが、良い結果につながるかもしれません。


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