時事問題をクリア!

 毎年、必ず数問は時事問題として、比較的新しい・もしくは最新の医療ニュースやデータを問う問題が出題されます。国民衛生の動向に関してはポイントを抑えて、最新を含めた過去数年分のデータがあれば役に立つでしょう。例えば第96回看護師国家試験の出題では、冒頭から時事問題でした。以下に数問だけ、実際の過去問題を挙げてみます。

【問題1】
わが国の平成16年(2004年)の老年人口(65歳以上)の構成割合に最も近いのはどれか。
 1.15%
 2.20%
 3.25%
 4.30%
数値が微妙で悩む人も多いでしょう。これは平成16年度のデータでは「老年人口」は19.5%とありますので、正解は2です。試験の期日と全国統計の発表などの時期的なずれがあり、当然ですがこのようなデータは最新のものは問われません。あるいは出題者の意図的なもので少し前のデータを問うこともありえます。在学中の動向は流れを追って抑えておいたほうが無難でしょう。特に高齢化社会という現実から、このように動きの大きい数値の注目度が高く、対極にある「年少人口」も注目しておきたい部分です。因みに最新の19年版では老年人口は24.9%で、年少人口は14.2%ですが、傾向からすると最新より1,2年古いデータを問われることが多いようです。

【問題37】
感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律で平成15年(2003年)に感染症として追加されたのはどれか。
1. インフルエンザ
2. 後天性免疫不全症候群
3. 腸管出血性大腸菌感染症
4. 重症急性呼吸器症候群(SARSコロナウイルスであるもの)
とあります。4年前の法改正に触れており、最新ではないにしてもこのような出題もあるということがわかります。答えは4ですが、たとえその法律の内容を知らなくても、ニュースを見ていれば「4年前に社会的な問題になったこと」として見当が付くものも多くあります。

【問題102】
平成16年(2004年)の高齢者の世帯数で最も多いのはどれか。
1. 単独世帯
2. 夫婦のみの世帯
3. 夫婦と未婚の子の世帯
4. 三世代世帯
正解は2です。普通に考えるとわかるはずですが、昨今のニュースでお年寄りの孤独死が問題になったことや、身の周りの状況などから、1と迷う人もいるのでは。深読みしすぎてミスをしないように、一般常識問題と受け止めて答えを導きましょう。

このように医療界の抱える問題、新しいニュースが問題に反映されることもしばしばです。出題者は明日の医療を担うあなた方看護師のたまごに、「常に情報を収集しようという意識がありますか?」と問うているわけです。ネットやテレビ、新聞などの媒体を通して常日頃から注目度の高いニュース、社会情勢には敏感にアンテナを張って取り込めるよう努力しましょう。


次の記事→「朝型」のススメ

サイトMENU

Copyright (C) 2007 看護師資格試験と勉強法、その仕事. All Rights Reserved.