目指せ8割!模試は己を知る鏡

 看護師国家試験では、看護師に求められる知識や技量、看護師としての心得なども全て試験問題に出題されます。合格率こそ9割前後で以前と変わらないものの、年々ハードルは高くなりつつあるのが現状です。国試は学内の学期・科目ごとの試験と違って、全教科、10科目からランダムに出題されます。試験会場も全国で11箇所と決まっており、開催地以外からも続々と集まって、ひとつの会場に数千人にものぼる受験生がいるわけです。そんなものものしい雰囲気の中での試験ですから、学生の緊張感は相当なものですよね。やはり国試の傾向や試験の雰囲気をつかむためには、模擬的な試験形式、いわゆる模試が大変有効です。模試会場に出向いての受験なら、なおさら国試に似た雰囲気が味わえます。試験自体の形式・問題構成も国試さながらに作られていますし、回数を重ねるたびに実力は付いてくるでしょう。

 数々の問題集や参考書にも役立つ情報は載っていますし、もちろんベースは過去の国試から抽出されたものだと思います。しかし自分でやる勉強にはやはり限度があります。また、多くの模試では採点結果のデータが細かく出され、自己のレベルや全国対象のランキングなどが明らかになるのも良いところです。教科ごとの自分の弱点なども良くわかる上、その後の自己学習の指針にもなります。模試はまさに実力を映し出す鏡といえますので、これを活用しない手はないと思います。

 最終学年時には“実習の合間に模試”という過酷かつ過密なスケジュールが強いられます。この段階では実習のレポートに追われ、なかなか集中して勉強ができず、思うような結果が出ない辛い時期です。しかし焦る必要はありません。はじめから合格ラインに届く結果をだせる人は、まずいないでしょう。やがて実習も終わり、本格的に国試一本に的を絞って勉強し始めてからが、最も成績の伸び率が高くなることは言うまでもありません。実習で精一杯やってきたことは、知らず知らずのうちに実力として備わってきているものです。必ず国試の試験勉強に良い影響を与えてくれます。ひとつひとつ、そのときにやるべきことをこなしていくのが、成績を上げるポイントなのです。目標は7割と言いますが、ここはひとつ、8割を目指して安心したいところですね。


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