30代男性看護師

頑張れ!男子学生

 平成13年に行われた法改正により、「婦」「士」を改め「看護師」へ名称が統一されました。このことを受けて名称の上で男女の差はなくなり、男性看護師も増えてはきたものの、割合的にはいまだに女性が圧倒的に多い職場というのが現状です。今後はもっと増えてくれることが期待されるのですが、看護学校を志願することに抵抗を感じている男性も少なくないかもしれません。そこで看護師を目指す男性諸君にこれから頑張ってもらうべく、現在活躍中の男性看護師にインタビューを試みました。

Q1.看護師を志したきっかけは?
  高校時代に外来通院することがあって、その時に病院で白衣着て働くのもいいなと思ったのがきっかけです。当時はスーツを着て働きたくないと思っていたので。初めのうちは放射線技師、理学・作業療法士、救急救命士などを考えていましたが、一番進学しやすかったのが看護学校でした。

Q2.看護学校を志願することに抵抗はありましたか?
  看護の予備知識がほとんどなかったのであまり抵抗もありませんでした。高3の最後の時期で悩む暇もなかったのがホントのところですが。

Q3.ご自分の学生時代の男子生徒数はどのくらいの割合でしたか?
  自分たちの学年が2.6%、一つ上が0.6%、一つ下が3.3%。今思えば凄い割合ですね。初めのうちは居場所がなかったのも納得です。

Q4.学生時代に男性であることで苦労された経験はありますか?
  圧倒的な女性の数に慣れるまでは大変でした。何故自分はここにいるんだろう、と思っていた気がします。そのうちに相手してくれる女子学生もでてきて、それほど苦労してはいません。同性の友人が少ないのは寂しかったけれど、その分少ない男子生徒仲間と、学年関係なく濃い付き合いになっていました。
  
Q5.仕事上、男性であることによって苦労をされた経験はありますか?
  清潔や排泄など身辺介助で女性の患者さんに拒否されることです。そういう時は同僚にお願いしています。あと、自分がこの先60歳近くになって、現場で働く姿はイメージできません。管理職を目指していく男性が多いような気がします。簡単ではなさそうですが。

Q6.男性であることがかえって役に立った経験をお聞かせください。
  男性患者さんに重宝がられたり、覚えてもらえることはありがたいです。

Q7.今後看護師を目指す学生諸君にエールをお願いします。
 大学はそうでもありませんが、看護学校にゆったりしたキャンパスライフはありません。けっこうつらい思いをしていました。男性だから辛いという部分も確かにありますが、今思えば楽しかった思い出もたくさんです。それでも、看護師となった今はそれなりに楽しく働いていますし、余暇も楽しんでいます。看護師免許がとれれば、国家資格で就職に困ることはないし、働き出してからも、研究や教育職、更なる専門職への道も開けます。人と接するのが好きで、責任をもって仕事ができる人にとっては、良い職業だと思います。自分の選択した道を信じて頑張ってください。

(回答者:福岡県・総合病院勤務 30代男性看護師)


次の記事→看護学校の特色

サイトMENU

Copyright (C) 2007 看護師資格試験と勉強法、その仕事. All Rights Reserved.